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NEWS & 主張

人権のメッセージを発信し
長崎

「解放新聞」(2025.11.25-3156)

繁華街を行きかう人々ににぎやかにメッセージを発信した(11月8日・長崎市)

繁華街を行きかう人々ににぎやかにメッセージを発信した(11月8日・長崎市)

 【長崎支局】 「いのち・愛・人権2025ながさき市民のつどい」が11月8日、長崎市内の浜の町アーケードでひらかれた。江戸時代に海外との交流窓口だった長崎で日本、中国、オランダの文化をもとに形成された独自の「和華蘭(わからん)」文化をとり入れ、ステージの出し物や、歌や音楽などを展開。人権パネル、リーフレットを展示し、人権に関わるメッセージを伝えた。

 人権パネルは、狭山事件についての啓発パネルをはじめ、人権に関するポスターや名言のクイズ、小学校教員の手書きマンガで学ぶものも展示した。

 主催は、狭山事件を考える長崎市民の会や部落解放長崎地区共闘会議などの団体で構成する実行委員会。買い物や観光などで長崎の繁華街を行き交う人たちに人権について考えてもらうきっかけにしようと、2000年からとりくんでいる。

 今年のステージでは、午前と午後の2回にわたり中国の伝統芸能「変面ショー」もおこなわれ、目の前で見てもわからないほど一瞬で何通りにも変化する仮面の謎に多くの人が立ち止まり、カメラを向けた。そのほか、学校の教員有志による弦楽アンサンブルの美しい音色や、ゴスペルクラブの心温まる歌声、無料で配布している綿菓子も、多くの人に笑顔を届けた。

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