
「解放新聞」(2025.1225-3160)
【神奈川支局】 第13回アイヌ感謝祭が11月15日に東京都の品川区立総合区民会館「きゅりあん」でひらかれた。感謝祭は、「首都圏に5千人から1万人が暮らすと言われるアイヌ民族」が、「大きく変わりつつある大地や自然、そしてヒトの姿に深く思いを馳せつつ首都圏アイヌの活動に連なる人々に感謝を捧げる場」としてこの間とりくまれてきた。主催は、チャシ アン カラの会で、今年亡くなったチャシ アン カラの会前代表の島田あけみさんの遺志を受け継ごうと、多くの仲間が参加した。
アイヌ民族の伝統的な踊り「タプカラ」がオープニングを飾ったあと、主催者を代表して沖津翼さんがあいさつ。アイヌマタギの門別徳司さんや美術作家の奈良美智さんら4人による「イタク(お話)」もあった。また、「ウポポとリムセ(歌と踊り)」では、「ペウレ・ウタリの会」、弓野恵子さん、ニュージーランドの先住民族マオリの「ナー・ハウ・エ・ファー」、台湾の「原住民族」パイワンの「Kacalisian薪傳樂團」がそれぞれの民族が繋いできた歌、踊りを披露した。
感謝祭の最後には、アイヌの人々の歌と踊りとポロリムセ(アイヌ語で「輪踊り」)で会場が一体となった。

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