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原爆-部落差別をテーマに討論し~第27回広島県部落解放研究者集会
広島

「解放新聞」(2026.5.5-3174)

 【広島支局】 第27回広島県部落解放研究者集会を昨年12月20日、三原市人権文化センターでひらき、60人が参加。二つの講演と質疑・討論で学びを深めた。

 講演は、「原爆と部落差別」を広島部落解放研究所の青木秀男・相談役が。「婦人水平社の姉妹たちとわたし―いま、何を学ぶべきか」を関西大学人権問題研究所の宮前千雅子・嘱託研究員がおこなった。青木さんは、被差別部落と住民の原爆被害と回復の困難さ、差別の実態を語り、社会的弱者への被害の集中や復興の遅延という被害の差異的構造を解説。そのうえで、「語り」で被爆体験を再構成し、被差別部落の回復過程を明らかにすること、被爆した部落や朝鮮の人々への差別を可視化し、内なる差別構造に関心を向けることなどが課題だ、とのべた。

 宮前さんは、全国水平社創立大会で訴えられた「二重三重の差別と抑圧」は、部落女性の複合的な抑圧状況を象徴する抵抗の言説だとし、差別の交差性も解説。短期だった婦人水平社の背景に女性独自の課題を明確にできなかったことなどをあげ、「部落問題/女性問題」だけでは見えない存在、資料に表れない存在に思いを馳せ、歴史をみるべき、とまとめた。

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