現地調査の写真を要請書に貼付け
市民常識に基づき事実調べせまる

――連合・中央共闘が要請行動
 部落解放中央共闘会議が五月三十日、連合とともに狭山事件の公正な裁判を求めて、最高裁、最高検への要請行動をおこなった。要請行動には、浅見清秀・中央共闘事務局長、広瀬英次・中央共闘事務局次長(連合国民運動局次長)をはじめ自治労、日教組、全逓、全農林、全林野から九人が参加した。
最高裁では、碓井・上席書記官ら三人が対応。浅見事務局長が要請文を読み上げて手渡し、「『狭山事件を考える住民の会』も全国に数多くあり、市民は石川さんの無実を確信している。東京高裁の棄却決定は納得できない。全国の労組団体が最高裁の判断を見守っている。客観的な目で見るためにも現地調査、事実調べをしてほしい」とのべた。
 広瀬事務局次長も、「四月に狭山事件の現地調査をおこない、連合として地方からも参加があった。齋藤鑑定人の鑑定についての説明を聞いて無実を確信した」とのべ、要請の趣旨をくみとるよう求めた。
今回、要請書に現地調査の写真を貼付けて提出した。これについて、岡戸裕・中央共闘常任幹事が、「『万年筆』が置かれていた場所を指し示しているのは自分であり、身長などからカモイの高さを察してほしい。本当に三回目の捜索でしか見つからないものかどうか考えてほしい」と市民常識としてのおかしさを訴えた。
最高検では、吾妻・事務官ら三人が対応。浅見事務局長が要請文を読みあげ、「東京高検の担当検事が頻繁に変わったのもおかしい。客観的に判断してほしい」と証拠開示を強く求めた。
また、要請を受ける部屋のありかたなど、検察庁の姿勢についての意見も出され、司法は国民のためのものであり、もっと開かれた検察であるべきと要請したが「きょうは狭山事件の要請と聞いている。時間も限られており、要請の主旨にそって意見をうかがいたい」などとかたくなな答弁にとどまった。