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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2265号/06.04.17

新版 原発を考える50話

西尾 漠 著  岩波ジュニア新書(定価780円)

書籍画像 「原子力関連施設警戒隊」が02年5月に創設され、1400丁のサブマシンガンが配備された。名目はサッカーのワールドカップ対策とされたが、「テロ対策」の名のもとに、原発に関する情報がどんどん隠されている。
 同時に周辺住民や「不審者」への監視もいっそう強化され、監視社会「プルトピア」さながら。
 戦前の「治安維持法」ともいわれる「共謀罪」がいま創設されようとしていることとも、けっして無関係ではない。
 ところで3月18日、その原発をムラサキツユクサの雄しべの毛の細胞の突然変異のあらわれ方を観察することで、周辺への放射能の影響を調査してきた岸健治さんの偲ぶ会がひらかれた。岸さんは70年代後半、連日、顕微鏡をのぞき、日本で一番細胞を数えつづけた。著者の西尾漠は、各地の地道なとりくみを結びあうために78年に創刊された『反原発新聞』の編集者。
 本書は、こうした各地のさまざまなとりくみの蓄積のうえに編まれた。ジュニア向けだがおとなにもすすめたい。(E)

 

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