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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2313号/07.04.02
 恐るべき臨界事故が明らかになった。それは隠ぺいされたままだったというのだからあきれかえる。事の発端は昨年10月に中国電力が岡山県ダムの測量数値を改ざんしていたことだった。通産経済省による一斉調査指示によって続続と同様のデータ改ざんが63ダムであったことが明らかになった
▼12月末で電力5社で520にわたるデータ改ざんがあったことが報告された。今年にはいり東京電力の福島県、新潟県の3原発で199件のデータ偽装があった。そのなかには原発の海水温度データの改ざんが含まれる
▼さらには、原発での制御棒抜けの事故が8件もあった。しかも2件は臨界状態が続いたのだ。臨界状態とは、原発を制御できない状態のことだ
▼3月22日に明らかになったのは福島第1原発3号機で1978年に5本の制御棒が抜け臨界状態が7時間半も続くという大事故。これが30年間も隠ぺいされていた。同所では2年連続で制御棒抜けが続いた
▼志賀原発1号機でも99年に臨界事故が起きていたが、2号機増設のため隠ぺい、3か月後に東海村で2人が死去する事故が発生後も隠し続けていた
▼これらはいずれも沸騰水型のもので制御棒を下から、引力の法則に反して上に投入するかたちで、当初から危険性が指摘されていたのだ
▼安全神話維持のために事故を隠ぺいし、人命をも顧みないやり方だ。モラトリアムがいまこそ求められる。

 

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