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山上益朗狭山弁護団主任弁護人が逝去
「解放新聞」(2003.12.22-2150)

 

 狭山事件再審弁護団の山上益朗・主任弁護人が12月10日朝、逝去された。享年75歳だった。
 山上さんは1970年、当時の朝田善之助委員長の依頼を受け狭山弁護団に参加。81年から故・青木英五郎弁護士のあとをついで主任弁護人となった。
 昨年から病と闘いながら、なんとしても特別抗告審で勝利をと、渾身の力を振り絞り、昨年10月31日に補充書を提出、今年9月30日にも再度補充書を提出した。そのなかでは、石川さんの無実を自白の問題から鋭く検討している。最後の力をこめて、来年2月にも補充書を提出し、最高裁に迫ると執筆活動をつづけていた最中だった。
 中央本部では、狭山闘争、部落解放運動、人権運動のなかでの山上さんの大きな足跡をしのび、遺志を受け継ぐために来年、追悼集会をもつ予定。


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