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参院選
建設的総括の視点示す
第5回中執委
全国書記長会議で論議へ

「解放新聞」(2004.07.26-2179)

 

 第5回中央執行委員会を7月16日午後、大阪市内のホテルでひらいた。松岡書記長の参議院選挙闘争勝利をふまえ、会議では闘いの総括視点と今後の方向を論議、8月3日に全国書記長会議を東京・中央本部でひらき、総括視点をふまえ論議をかわすことも決定した。
 冒頭、組坂委員長は、「厳しいなか、よくがんばってもらった。努力したからこそ、議席を確保することができた。みなさんの努力にたいして、心から感謝したい。松岡をよく知ってもらえるかどうかがポイントだった。松岡書記長が入ったところは、票がよく入った。さまざまな問題を抱えたところも、一致団結、大同団結し、大きな成果をあげた。統一と団結を固めた。今後どうするか、という点で、建設的な総括論議をしていこう。そのことで、今後の闘いにそなえたい。松岡当選を受けて、法務省も動き始めるだろう。秋の国会が『人権侵害救済法』の山場になる可能性が大だといえる。ただちに闘争の準備に取りかからなければならない。狭山の闘いも、勝利に向かってがんばっていく」と、総括視点を示しながら、今後の闘いへの決意をのべた。
 また、参議院比例区で当選をはたした松岡書記長も「部落解放同盟が一つとなった闘いだった。部落解放運動、部落解放同盟が政治に何を求めるかを前面に出して闘った。社会に問題提起した。そのことで勝利した意味は大きい。虹の連合に被差別の人びとが結集した。こうしたことは、これからの部落解放同盟が人権運動のリーダーとなる、被差別者のネットワーク形成の第一歩となった。暑い中、中央執行部をはじめ、各地でがんばっていただいたことに感謝する」と語った。

運動と組織の点検・強化を
今後の方向を論議

松岡参院選の総括視点提案

 協議事項では、松岡参議院比例選挙闘争の概括と総括視点を谷元書記次長が提案した。
 闘いの成果として、①全組織が奮闘し、10年ぶりに「解放の議席」を回復した②組織の統一と団結の契機をつくり出した③人権・マイノリティ諸団体との協働行動が具体化した④「人権立国ニッポン宣言」にもとづく12の人権政策を提起したこと、をあげた。
 残された課題として、着票率の問題や複雑な選挙制度で個人票が徹底しきれなかったこと、などがあげられた。
 そのうえで、選挙闘争総括の視点として、部落解放運動のあり方、運動の質的転換や組織強化の課題を明確にするなどの視点からの総括が重要との認識から、8月3日に東京・中央本部で全国書記長会議をひらき、総括視点をふまえ忌憚のない討議をおこない中央委員会に反映させる▽各都府県連・支部でも選挙闘争総括をおこない、運動と組織の点検・強化をおこなう、ことを決めた。
 討議のなかでは、3年、6年後を見据えた課題、虹の連合の今後のあり方などで論議がおこなわれた。

秋の臨時国会に向けて準備

 部落解放・人権政策確立に向けたとりくみでは、臨時国会に向けた「人権侵害救済法」制定をめぐる動向で、法務省がマスコミ条項を削った焼き直しの法案を再提案しようとしており、7月30日からの特別国会での任務分担、各党の体制をみながら、秋の臨時国会に向けた闘争の諸準備を始めることとした。このため、8月にこの間出された意見、提案をもとに、「人権侵害救済法案要綱」の全面的見直しをし、9月に修正案を発表することを決めた。

事実調べ署名100万人を目標

 また、第2次「国連10年」に向けたとりくみ状況、隣保館事業活性化のためのモデル事業実施要綱案の説明もおこなわれた。
 狭山再審闘争では、狭山弁護団のとりくみとともに7月1日の文化人の会のとりくみが報告され、事実調べを求める署名を100万人を目標に、第1次締め切りを10月末としてとりくみを開始することも決めた。
 鎌田慧さん著の『狭山事件』が各紙、メディアで話題に取りあげられていることから、この期を大きな契機に、さらにさまざまなとりくみを展開することも決めた。
 当面するとりくみ課題では、①例年どおり、原水禁世界大会にとりくむ②第25回全国在日外国人教育研究集会(奈良大会)の後援をすること、などを決めた。


 

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