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部落問題資料室
NEWS & 主張
とりくみ見守る
テレビブロス差別表現で
「解放新聞」(2006.11.20-2295)
 『テレビブロス・489号』での差別表現の問題で、第2回目の話し合いを11月9日午後、東京・中央本部でもった。これは、前回の話し合い(2283号既報)をふまえた社としての見解、ライターとしての見解、『テレビブロス』誌に掲載する経過と見解文をもとにひらいたもの。今回の話し合いでは、これら一連の文書を基本的に了とし、同社とライターの今後のとりくみなどを見守ることとした。
 話し合いには、発行元の取締役局長、テレビブロスの編集長、レポート記事を書いたフリーライターが出席、中央本部からは辻本中執が対応した。
 『テレビブロス』の発行元は、今回の事態を招いたのは「「差別問題・人権問題」に対する認識があまりにも不足していたことが真の原因」とし「差別・人権問題は単に用字用語の問題として避けて通るべき事項という意識を改め、一人ひとりの現実の問題として受け止めるべく、全社員の意識を高めていきたい」としている。そのため社内に「差別・人権問題委員会」を設置することを掲げている。
 また、ライターは「問題意識の確認から何を生み、何をアクションしていくか、だ」とし「メディアでしてしまったミステイクは、メディアで償っていくのが筋だろう」として、みずからの問題として部落間題、人権問題に積極的にとりくむ姿勢を示した。
 このレポート記事は、カンヌ映画祭の取材にさいして、プレスにも階級社会があり、午後からの試写にはいることができない黄色いプレスパスしか発行されない自分を卑下する表現として「午後からは黄色パスのエタヒニンは全くお呼びでない感じ」と『テレビブロス』誌が掲載したもの。

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