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部落問題資料室
NEWS & 主張
葛飾・足立清掃工場連続差別落書事件で
再発防止に向けて

「解放新聞」(2009.09.07-2434)

 【東京支局】「ゴミ屋は えた非人以下のムシケラ」などと差別落書(2404号、2408号掲載)が続いた「葛飾・足立清掃工場連続差別落書事件」の第3回対策会議が6月30日、台東区民会館でひらかれ、関係各団体が見解を明らかにし、同和・人権研修の改善などの再発防止策を提示した。

第3回対策会議ひらく
  第3回対策会議には、都連をはじめ東京23区清掃一部事務組合、葛飾区、足立区、荒川区、台東区、東京清掃労働組合らから48人が参加した。
  会議では、都連の長谷川三郎・委員長が、「今後、それぞれの立場で再発防止のとりくみがおこなわれ、期待できる」とあいさつ。続いて足立区、葛飾区、東京23区清掃一部事務組合、そして都連から見解文を明らかにした。
  足立区の見解文では、「同和地区出身者及び民間事業者や行政を含めたごみ処理の仕事をする者の人権を否定するきわめて悪質な差別行為であり、清掃事業に従事する関係者の問での不信感を招きかねない行為」とし、「効果的な人権研修を通じて、人権意識の高い職場づくりをすすめていく」と事件にたいする見解・再発防止策を明らかにした。
  都連は、「今回の連続・差別落書は部落差別を利用した悪質な職業差別であり、清掃事業に携わるすべての者をムシケラと蔑視し、その人権を踏みにじり、名誉を毀損する職業差別そのもので、意図的かつ悪意に満ちている」と事件の差別性をのべ、「格差拡大が差別の温床に」と動機を分析し、再発防止に向けて、「同和研修の広がりと研修の質を高める」とりくみ内容を明らかにした。

*事件の概要
08年11月19日、葛飾清掃工場で「葛飾のゴミ屋共は全員〝えた非人以下のムシケラ″『クズがゴミ取ってどーする?ボケェ』(笑い)」という差別落書を発見。この差別落書事件をとりくんでいる最中の12月4日、足立清掃工場で「ゴミ屋は えた非人以下のムシケラ」という差別落書が見つかった。
  2つの差別落書は、いずれも清掃工場敷地内の待機所のトイレに書かれており、文面や筆跡から同一人物の仕業とおもわれる。

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