松岡とおる中央書記長の参議院選挙の2選勝利と人権・平和・環境を基軸にした政治の実現をかちとるための決議
第67回全国大会で、松岡とおる書記長の2選勝利、それを通じた新たな政治の実現へ向けた決議を行った。全文を掲載する。
昨年の衆議院総選挙で、歴史的な政権交代が実現した。格差拡大社会のなかで強行されてきた社会的弱者の切り捨ての政治と訣別し、人権・平和・環境を基軸にした政治の実現へ大きく前進をさせなければならない。
6年前の参議院選挙で、わが同盟は、松岡とおる中央書記長を組織内候補として比例区選挙を全力でとりくんだ。きびしい選挙戦ではあったものの、全国の兄弟姉妹(きょうだい)と、差別と闘い、人権確立を求める多くの人たちの連帯・協働の力で、「解放の議席」を実現させたのである。
松岡とおる中央書記長は、この6年間で、部落の代表として、そして差別に苦しむ多くの人たちの代表として活動をすすめてきた。先の参議院本会議での代表質問では、深刻な差別の実態を取り上げ、「人権侵害救済法」の制定、ホームレス支援、差別と貧困の打破、えん罪を防止するための取り調べの全面可視化の実現など、人間のいのちと尊厳を守る人権政策の確立を強く求め、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結んだ。
まさに、私たちが政治に求めるのは、人権と平和の確立である。そのためには、松岡とおる中央書記長の「解放の議席」を何としてもかちとらなければならない。部落の代表として、すべての差別と闘う人たちの代表として、わが同盟が総力をあげて「松岡とおる」2選の闘いに勝利しよう。
今回の参議院選挙は、たいへん重要な闘いである。また、ひじょうにさびしい闘いでもある。だからこそ、都府県連、支部そして同盟員一人ひとりが、全国で松岡とおる支持拡大にとりくみ、部落解放運動の力で再び勝利してこそ、人権と平和の確立に向けた大道を築き上げることができるのである。
この松岡とおる2選必勝に向けた闘いが、わが同盟の命運を決することはいうまでもない。この闘いが、社会変革のための政治参加であることを自覚し、すべての同盟員が知人紹介活動など具体的な行動に必ずとりくみ、部落解放運動の総力をあげて松岡とおる2選に向けた選挙戦を闘い抜いて勝利しよう。
2010年3月4日
部落解放同盟第67回全国大会