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コラム

荊冠旗 第2713号/15.05.04

 米国ではインディアナ州の「宗教の自由回復法」をめぐって論議がおきている。人権を守る活動家のみならず、ビジネス界やスポーツ界の大物がつぎつぎと法案反対の意思を表明したのだ。法案の中身は同性婚に反対するもの。露骨に反対できないから宗教上の理由としている。署名した知事は共和党の大統領候補のダークホースにあげられている
▼ところがこうした差別や人権侵害が日本では露骨なのだ。10年前に出版されたのが『マンガ嫌韓流』だった。そこには露骨に偏見・差別が書かれ、行動をも煽動している
▼こうした動きがヘイトスピーチやヘイトクライムを生み出しているのはご存じのとおり。10年をへて、『マンガ大嫌韓流』が出版された。その中身たるや「韓国人とは息を吐くように嘘を吐く生き物」「劣等な韓国人」「日韓戦争が勃発した場合在日が日本国内で武装蜂起する可能性が非常に高い」などと偏見を煽り、排斥を煽動する内容に満ち満ちている
▼ごていねいにも本の最後には「作者および出版社には、差別の意図はまったくございません」と書いている。よくいうよ、本当にというレベルをこえて怒りがこみあげてくる
▼こんな本が書店では目立つ場所に平積みで置いてある。売れればいいのか、こんなことが許されるのか
▼ドイツではヒトラーの『わが闘争』の復刊をめぐり大論争がくり広げられている
▼日本でも大論争がおきてもよさそうなものだが。

 

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