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第47回全国高校生集会・第59回全国青年集会に参加しよう

「解放新聞」(2015.08.31-2728)

 10月10、11日に福岡県で、第47回全国高校生集会・第59回全国青年集会をひらく。多くの青年、高校生の結集を強く訴える。この集会を成功させるために、8月1、2日に部落解放全国高校生・青年活動者会議をひらいた。全国集会当日の分科会のもち方や集会の流れなどについて、さまざまな意見を出し合い、青年や高校生が集会を創造する議論を活発におこなった。
  とりわけ、高校生の分科会として、「就職差別について」考える学習も重ねておこなった。就職差別と部落問題の関係や「部落出身」という自分の位置性など、具体的に話をすすめながら思いを語るとりくみをおこなった。このなかで高校生が、「統一応募用紙」、「部落地名総鑑」、「部落の歴史」などの基本的な学習を重ねていないことがわかった。部落問題学習が形骸化され、学校でのとりくみもしっかりできていないことから、地域や家庭でのとりくみのいっそうの強化が求められている。
  高校生からは、部落差別だけではなく、さまざまな差別についての学習や、差別された当事者の実体験の話を聞きたいという要望が出された。
  また、活動者会議では分科会運営のために、グループにわかれ真剣に討議する青年の姿がみられた。「狭山再審闘争」、「Cafe しゃべり場〜もっと知ろう解放運動のこと 仲間のこと」、「みんなでまちづくり」など創意工夫した分科会づくりもおこなわれる。
  この集会は、部落解放運動の次代の活動家を育成するという大きな目的がある。そのためには、「部落差別とは、何か」、「何のために部落差別がつくられ、現在も残されているのか」、「自分は、不合理な差別をなくす生き方をするのかどうか」を語り合い、交流するところからはじめていくことになる。部落問題を学習することで、社会のしくみや政治や生活の不合理などが少しずつであるが見えてくる。急ぐ必要はない、ゆっくりと自分のペースで歩いていこう。


 いま、国会では「戦争法案」が審議され、日本を戦争ができる国にしようと安倍政権は躍起になっている。他国に攻撃がおこなわれた場合に、集団的自衛権を行使し、自衛隊を海外に派兵できる「戦争法案−憲法違反法案」を国会で成立させようとしている。多くの人びとが「戦争法案」に反対し、「憲法9条を壊すな」という大きなうねりとなっている現実から目をそらし、戦争への道を強行しようとする安倍政権の政治姿勢を徹底的に批判しなければならない。
  戦争は最大の人権侵害であり、二度と戦争の惨禍をくり返してはならない。「アジアの平和のために」として他国を侵略し、言論と自由を圧殺した軍国主義の道をふたたびくり返させてはならない。憲法解釈を一内閣が勝手に変えることによる、「集団的自衛権」の行使を許してはならない。すべての力を結集し、この法案を廃案に追い込むためにも、高校生や青年が「人権の問題(人間の命の問題)として」立ち上がろう。
  無実を訴え続けて52年の狭山第3次再審闘争は、7月27日に第24回の3者協議がおこなわれ、今回あらたに開示された捜査報告書とあわせ、開示された証拠はあわせて181点となった。警察権力による証拠の改ざんもふくめ、石川有罪とする証拠のでたらめさが暴かれてきている。今年こそ石川さんの無実を晴らすために事実調べの開始をかちとろう。部落差別にもとづく権力犯罪であるえん罪事件を絶対に許してはならない。司法の動きにも注目しよう。
  高校生・青年は、10月10、11日、福岡に結集しよう。大いに語り、大いにきずなを深め合い、部落解放−人間解放の夢を語ろう。この集会に参加してよかった、地元に帰って頑張ろう、と思える集会にしよう。


 

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