NEWS & 主張
研修・情報発信訴え
NHK「過去帳」問題を機に
「解放新聞」(2016.02.01-2749)
 昨年8月のNHK報道番組「ニュースウオッチ9」で過去帳の映像が放送された問題で1月19日午前、東京・中央本部でNHKと話し合った。12年の番組「鶴瓶の家族に乾杯」と同じ問題であることを厳しく追及。差別の現実をふまえた研修の徹底と、メディアとして差別撤廃に向けた社会への情報発信を強く訴えた。
  過去帳は、戒名や多くの差別情報が記載された名簿。「部落地名総鑑」や戸籍のように結婚や就職時の身元調査に使われてきた名簿でもある。各宗派は閲覧を禁じているが、近年多くの寺院で問題意識が弱まるなか、過去帳がメディアに登場する事件が起きている。
  NHKでは12年5月、「鶴瓶の家族に乾杯」での俳優のルーツ探しで「過去帳」が登場。話し合いを重ね、課題を整理し、再発防止に努めていた。しかし、昨年8月12日の「ニュースウオッチ9」で、空襲後に多くの遺体が寺に運ばれた証言シーンにまたもや過去帳の映像が放送された。
  話し合いでは、経緯と反省が示され、▽放送後、職員複数が気づき対応を協議、VTRを使用禁止にし聞き取り調査▽過去帳映像は原則使用禁止▽放送倫理委で再発防止を申し合わせて全国に周知▽職員・スタッフの教育・指導などの対応を報告。過去帳問題を通じて結婚・就職の身元調査、戸籍不正取得などの実態をきちんと学習・研修することが必要であると厳しく追及し、差別撤廃へ情報発信するメディアに、と訴えた。
  話し合いには、西島書記長、赤井書記次長、片岡財務委員長が参加。NHKからは、報道局編集主幹をはじめ3人が出席した。

 

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