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あらゆる差別を許さず、平和・人権が確立された社会の創造へ第48回全高・第60回全青に参加しよう

「解放新聞」(2016.07.11-2770)

 8月20、21日に鳥取県・鳥取市民会館大ホールで部落解放第48回全国高校生集会・第60回全国青年集会をひらく。
  部落差別の現実を熱く語り、不合理な社会に矛盾を感じ、真剣に差別のない社会を創造するために、自分たちが何をすべきかを真剣に語り合い、仲間と力をあわせることの大切さや、「寝た子はおこさなければならない」と自分の生きかたを確認する場が全青や全高である。
  狭山事件で犯人にでっちあげられた石川さんの無実を晴らす闘いは、事件発生から53年が経過したいまも第3次再審闘争として続いている。狭山闘争とともに成長してきた当時の高校生や青年たちが、今日、全国各地で運動の中心となり、活動を続けている姿は、この集会の継続がもたらした大きな財産である。狭山事件は、「部落民ならやりかねない」「悪質な犯罪はあいつらに決まっている」という社会意識として存在する部落にたいする偏見や予断を利用して、部落に集中的に見込み捜査をおこない、石川さんを別件で逮捕し、うその自白を強要し、犯人に仕立てあげた権力犯罪であることを、かならずや満天下に明らかにしていこう。

 いま、安倍政権のもと、平和と人権が脅かされている。地球の裏側まで自衛隊を「派兵」できる、憲法違反の「戦争法」が施行された。「戦争法」成立直後、安倍首相は「今後も粘り強く丁寧に説明をしていく」とのべたが、解釈改憲による強行成立からこれまで説明といえる説明はおこなわれていない。反人権主義、国権主義の政治をおしすすめる安倍政権のつぎのねらいは、改憲をおこない平和憲法を消滅させることだ。
  「戦争法」廃止とともに、このような企てを断固として阻止しなければならない。
  また、こうした政治状況のもと、非正規雇用の拡大による不安定就労者の増大と、年収200万円以下のワーキングプアとよばれる貧困層が拡大しているのが、いまの社会の現実だ。そのなかで経済的な困難を抱えた生活保護世帯の子どもたちや、ひとり親家庭の子どもたちが、未来に希望をもつことすらできない状況が深刻化している。さらに、格差と貧困が拡大するなかで、差別排外主義がまん延し、ヘイトスピーチなどにみられる差別煽動や「全国部落調査」復刻版出版事件、差別文書大量バラまき事件など、人権侵害や差別事象があとをたたない。

 7月におこなわれる選挙から、選挙権が18歳からに引き下げられた。部落解放・人権確立を求める若者の声を政治や社会に反映させ、社会の変革を求めていく絶好の機会である。しかし一方で、私たちのまわりには、参政権が保障されていない人、十分に権利行使ができない人など、声なき多くの人びとが存在している。こうした声なき人びととしっかりと連帯し、格差と貧困を生みだし、部落差別を温存し支える社会の「差別の現実」を見ぬき、あらゆる差別を許さず、平和と人権が確立した社会の創造に向けて若い力を結集し、部落解放運動を展開していこう。
  第48回全高・第60回全青は、「ひろげよう仲間の輪深めよう仲間のきずな〜差別と戦争を許さない社会を創造しよう」の集会スローガンのもとひらく。鳥取集会に結集する全国の仲間たちと、大いに語り、大いにきずなを深め合い、部落解放−人間解放の夢を語ろう。
  そして、この集会に参加してよかった、地元に帰ってがんばろう、と思える集会を創造していこう。各都府県連・支部で、多くの高校生・青年に積極的に参加をよびかけ、鳥取集会の成功をかちとろう。


 

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