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NEWS & 主張

「核の傘」からの脱却を~「禁止条約」採択を歓迎し
広島大会

「解放新聞」(2017.08.28-2824)

 広島大会は8月4~6日に広島市内でひらかれ、2700人が参加。開会前に、全国でとりくまれた「非核平和行進」と全国からの参加者が平和公園資料館前に集まり県立総合体育館まで「折鶴平和行進」をした。

 県立総合体育館大アリーナでの開会総会では、川野浩一・大会実行委員長が主催者あいさつ。「安倍政権の暴走と政治の私物化に国民が不信を強めている。いまこそ私たちの運動が重要だ」とよびかけた。また、「核兵器禁止条約が国連で採択されたことを歓迎する。いまこそアメリカの核の傘から脱却すべきだ」と強調。日本が採決に加わらなかったことや再稼働をすすめる原発ありきのエネルギー政策を厳しく批判した。

 基調提案では、藤本泰成・大会事務局長が、東日本大震災被災地の現状や福島第1原発の廃炉が困難な状況を報告。原子炉メーカーの経営破綻は、原子力エネルギーが市場経済で存続できないことを明らかにした、と強調した。原発が憲法違反だとフクシマが証明している、とのべ、「脱原発」「脱プルトニウム」「脱核兵器」へと人間の命をつなごうと訴えた。

 来賓あいさつは広島市長と広島県知事(ともに代理)。海外ゲストはアメリカ・ピースアクションのポール・マーチンさん。被爆者の訴えは、広島県被団協の白石多美子さん。2日目は7つの分科会がひらかれ、第2分科会で高橋中執がまとめの報告をおこなった。3日目のまとめ集会では、長田秀樹・北海道平和運動フォーラム代表が「高レベル放射性廃棄物処分問題と適地マップ公表について」と題して特別報告した。

 

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