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NEWS & 主張

 多様性を認め合う徳島へ向けて
 第38回部落解放・人権徳島地方研究集会

「解放新聞」(2018.03.05-2849)

 【徳島】 「すべての力を集めて「部落解放・人権政策」を確立しよう。反差別・人権の確立・福祉の向上をめざした県民運動を展開しよう」をスローガンに徳島市でひらかれた第38回部落解放・人権徳島地方研究集会(2月8、9日)の2日目、8つの分科会で報告、学習がとりくまれた。そのうち男女平等(ジェンダー)をテーマにした第6分科会では、DV、セクシャルマイノリティに関する4本の報告がおこなわれた。あわせてセクシャルマイノリティ当事者と研究者、支援者、連帯する仲間という多様な視点から当事者を軸とした教育や啓発、運動の方向性を探るパネルディスカッションには、150人が参加した。

 報告では、トランスジェンダー当事者の加藤圭さんが少年期の心と体の相違を、長い間だれにも打ち明けられなかった葛藤や家族・職場でのカミングアウトについて語った。つづいて加藤さんの父親も登壇し、カミングアウトを受けたさいの心境や、告白を受け止めた家族の変化について語った。パネルディスカッションは、加藤圭さん、セクシャルマイノリティ当事者のカウンセリングにとりくむ「SAG徳島」の戸口太功耶さん、埼玉県川越市で活動する「ふみこむLGBT実行委員会」代表の加藤岳さん(加藤さんの兄)、部落解放同盟徳島県連の歯朶山加代・書記長をパネリストに「多様性を認め合う徳島へ向けて」をテーマにとりくんだ。マスコミやテレビなどの影響によってセクシャルマイノリティをとりまく環境は大きく変化し、各地に当事者グループや支援の輪が広がるなど運動拡大の兆しがある一方で、異性愛を前提とする学校教育のあり方などの課題も出された。歯朶山書記長は、「被差別の当事者でありながら一方で他のマイノリティへの差別意識を「持たされている」現状があるなかで、当事者どうしの出会いによって社会に仕組まれた差別の構造に気づく。こうしたとりくみの積みあげが重要。ともに人権水準の底上げに頑張りたい」とのべた。同分科会ではこれまで複合差別やDV(ドメスティックバイオレンス)などをテーマに学んできた。

 集会初日の全体会には、基調講演として組坂委員長が「部落解放運動の現状と課題」を、記念講演として西島書記長が「部落差別解消推進法について」をテーマに講演をおこなった。

 

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