「解放新聞」(2019.01.28-2892)
【群馬】 県連は2018年度人権教育研究懇談会を12月26日午後、藤岡市・みかぼみらい館でひらき、800人が参加。高橋典男・人権センターながの事務局長と部落出身教員の宮川綾さんが長野県から来訪し、講演した。群馬県内からは、学校教育、社会教育、地域啓発の報告をおこなった。
「同和」教育を基軸に、人権教育の創造に向けて毎年ひらいている県教委の委託事業。内林房吉・県連委員長は「推進法ができた。問題をきちんととらえて解決にすすもう」と主催者あいさつし、「全国部落調査」復刻版出版事件裁判や結婚をめぐる県内の部落問い合わせ事件を報告、「各地域で部落差別のない社会づくりを」とよびかけた。
「人権センターながの」の高橋事務局長は「現在の部落問題学習の『プラス』と『マイナス』を考える そしてヒント」と題し、実態調査結果も交えて部落問題に向き合う姿勢を提起。中学校教員の宮川さんは「私にとって部落問題とは」と題し、父母や解放子ども会の仲間、部落にたいする思いを中心に自身のおいたちをふり返った。
学校教育では、長野原町立西中学校の埴田栄一・校長が文科省委託事業のとりくみを報告。社会教育では、富岡市の横田克也・生涯学習課課長補佐が同市の人権教育指導者養成講座を。地域啓発では、平井豊・県連書記長が、藤岡市民意識調査結果を報告した。
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